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2006.05.21

ニートとカフェと光明(こうみょう)が辻

やっと5月らしい爽やかな朝を迎え、昨夜の心地よい感動を思い出している。

今回で「ニートと親子のためのほっとカフェ」も6回目。
毎回ゲスト講師を招きその講話を聞きながら、その後参加者との交流を経て、 個別相談の場へつなぐスタイルにようやく自信と力強い手応えを感じ始めることができた。

正直いって、初回はまったくの手探りだった。
「ニート」という言葉を冠した催しに、初めは色んな人が集まってきた。世の中に鬱積や不満のある人、若い世代に一言苦言を呈したい人、 俺が何とかしてやると意気込んでいる人。
「ニート」を正しく理解しきれていない世間の縮図がそこにあった。意見交換の場で、決めつけた参加者の物言いに、 温和しそうな青年がとうとうキレた。引きこもっていた彼の感情がそこで激しく顕わになった。一瞬、修羅場になるかとも思われた。

そんな試行錯誤から徐々に回を重ねるごとに本当に暖かな交流の場が生まれ、 悩んでいる人同士が集まって相談しあう光景が随所に見られるようになった。
自らの事例をオープンに話し、ご自身の気持ちを熱く語られるご婦人も出てこられた。

「ニート」化した我が子にどう接していったらいいのか、迷われているお母さんたちに息子のような世代の青年たちが、 その気持ちを代弁し、自分たちの心の中の葛藤の有り様を話して相談に乗っている。

これこそ私たちNPO方式ともいうべき支援スタイルだろう。

この問題で苦しまれている人たちは孤独感とずっと出口の見えない焦りにさいなまれている。誰かに話せて、相互に元気や励ましをもらう、 こうした「場」づくりこそ重要だと思う。

この街中にある交流の場。私はそこに一筋の光が差してきたように思う。
今年は大河ドラマの「功名が辻」ブームにわく高知だが、私たちの「光明が辻」もまた、そこにある。
参加していただいた方が、それぞれに「光明」の種を持ち帰っていただくことを願いつつ、次回も20日に開催するべく準備を進めている。

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