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2003.12.27

離職票を会社がわたしてくれない!

2003.12.26 他人が理由を書き入れた退職届とは!?

の話しの続き

相談者が心配されていたことが実はもう一つあった。会社の人がいうのには、「他人が退職理由を書き入れた退職届」にサインしないと雇用保険の受給手続きに必要な離職票(雇用保険離職票-1,雇用保険離職票-2とがある。)をあげないよ!]と言われたとのこと。相談者は「会社から離職票がもらえないと職安に行っても失業保険の手続きが出来ない!」と、大変お困りのご様子である。相談を受けていると、結構そう思われている方が多い。

「大丈夫ですよ。離職票を会社が渡してくれないなら、くれないでいいですよ。そこで変に争うこともないでしょう。」と答えた。

 本来、会社(事業主)には雇用保険被保険者に関する届出義務がある。雇用保険法施行規則第17条により公共職業安定所長は被保険者であった者に対し離職票を交付する義務がある。ただ同条により資格喪失届の届出時に事業主を通じて交付してよいことになっている。そのため実務として事業主から渡されるのが殆どであるため渡してもらうのは会社からと思われている。
法律的には交付する義務があるのは、公共職業安定所長なのである。また同法施行規則第16条により、離職票交付に必要な離職証明書の交付については事業主にその義務がある。

「離職証明書や離職票などの交付をしてもらえない、また被保険者に関する届出を会社(事業主)がしてくれない場合にはどうすればいいのでしょうか?」とのお問い合わせもよくある。

その場合は、「ハローワークにその旨の申し出をするとよい。」ということを覚えておいて欲しい。雇用保険第8条に(確認の請求)があり、同法第9条(確認)により厚生労働大臣(ハローワーク)は職権で労働者が被保険者でなくなったことの確認を行うこととなっているので、事業主に対してこれら届出の催促をしてもらえるはずである。相談者には「退職の翌日から10日を過ぎてまだ何日か経っても離職票の交付が遅れるようであればハローワークに相談されるといいでしょう。」と付け加えておいた。

また、これら資格喪失に関する手続きは退職の日の翌日から10日以内にしなければいけないことにもなっている。届出があまり遅れると労働者に不利益が生ずる場合も出てくることもある。


ハローワークインターネットサービス
雇用保険離職票-1

ハローワークインターネットサービス
雇用保険離職票-2

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